いざ資産運用を始めよう!というアナタ。しかし資産運用にリスクはつきもの。
できるなら偏ったリスクは避けて始めましょう。というわけで株式投資を始めるならば、まずはETFから買ってみましょう。
メリット① 銘柄選びで失敗しない
ETFとは何ぞや?というのが多くの人の反応だと思います。
ETFは、日経平均株価やTOPIXといった株式の「指数」を追いかけるように作られている投資信託です。
ニュースなどで「今日の日経平均株価は~」と言われて、これ買えるの?と思ったことはありませんか?
いきなり株式と言われてもどの会社を選んだらいいか分からないし、とりあえずニュースで見る日経平均やTOPIXをそのまま買えればいいんだけど・・・というニーズに応えるのがETFです。
個別の会社だと、他は上がっているのに買った銘柄だけ下がった・・・というのはよく聞く話。でもETFならその心配はありません。なにせ指数に入っている銘柄をまとめて買っているようなものですから。
よく分散投資と言いますが、銘柄が多いほど、そして業種が分かれているほどその効果は大きくなります。ETFはひとつ買うだけで、それを実現してくれます。
メリット② 「安くなったら買う」ができる
証券会社でETFは株式として扱われています。取引の時間中いつでも売買できますし、指値(指定した金額以下になったら買う、または指定金額以上で売る)ができます。これがポイントです。
株投資では「安いところで買う」が鉄則ですが、値上がりする株を見るとどうしても追いかけたくなるもの。そこで食いつくと、「買ったとたんになぜか下がる」ことになります。
逆に指値注文であれば、下がってきたら買えるよう仕掛けておくことができます。それも1日だけでなく、長いところだと1ヶ月以上先まで注文を出しておける証券会社もあります。
とりあえず半年くらいの動きを見て、一番安いところの価格で指値の買い注文を出しておいてはいかがでしょうか。私も最初、冗談のつもりで2割くらい安い値段で指値をしていました。するとある日、「買えました」メールが。ちょうど、トランプ氏が大統領選に勝利した日でしたね。
メリット③ 1,000円程度から投資できる
ETF投資のメリット3つ目は、投資単位が小さいことです。たとえばトヨタ自動車の株式は、6,688円×100株=668,800円です(2019/6/29現在)。一方でETFの「上場インデックス JPX日経インデックス400」であれば1,272円×1口=1,272円からスタートできます。
始めて株を買うのであれば小額からスタートしたいところ。また経験をつんでも、小額から買えるのは大きな意味があります。それは、「下がったら買い増す」ができるから。
たとえば1,000円で買ったETFが900円に下がったとします。そこで悔しがりつつも900円で同数、買い増したらどうでしょう?平均単価は950円に下がりますね。つまり970円に戻るだけで、20円の利益が出ます。ワンショット60万円超でもできますが、資金が心配ですね。
とはいえ1口・1,000円程度では流石に小さすぎるので、私は10口・1万円程度ずつ、1,251円・1,231円・1211円のように3本程度、いつも期間最長で注文を出しています。当然ですが、株価が下がると勝手に約定してくれます。
ネット証券の多くで、小額なら取引手数料をかけずに取引できます。私の使っているところでは
- 楽天証券
- SBI証券
- 松井証券
は1日の約定10万円以下なら手数料が0円のコースがあります。
ETF投資まとめ
株式投資を始めるなら、管理人はETFをお勧めします。大きなメリットは
- たくさんの銘柄をまとめて買うのと同じ効果がある(分散投資)
- 「安くなったら買う」を仕掛けることができる(指値注文)
- 小額から投資できる・気楽に買い増しできる
の3つです。
他にETFだけではなく株式投資のメリットとして、
- 特定口座で損益・税金計算が自動となる
- NISAを使えば非課税での運用もできる
といった点も挙げられます。
関連リンク:
特定口座で損をしないためのテクニック
NISA概要とメリット・デメリット
株式投資のポイントは、値上がりした後に追いかけるのではなく、安くなった所を買うことです。まずは証券会社の株式ページで「ETF」と検索してください。管理人は上でも紹介したJPX日経400指数のETFから始めました。
※投資はご自身の判断でお願いします。損失が生じた場合でも当方は責任を負いかねます。